渋谷のこのごろ vol.17『1964年東京オリンピックの渋谷』

2020年の東京オリンピック開幕が約1年後に迫ってまいりました。
開催地である東京の街もオリンピックに合わせて様々な変化が見られます。
前回の開催は半世紀前の1964年、その時は東京の街にどんな変化があったのでしょうか。
東京の街でも特に賑わいの多い渋谷の街並みを振り返ってみましょう。

オリンピックを機に国や街が発展するという話はよく耳にしますが、前回のオリンピックでは街並みはもちろん経済や文化も大きな変貌を遂げました。
1964年はまだ戦後復興の真っただ中でしたが、オリンピック開催に向けてインフラ整備などが急ピッチで進みました。
渋谷にあった在米軍住宅は代々木競技場や選手村に建て替えられたことによって占領統治の面影が消え、高速道路の建設や下水道の整備も一気に進みました。
渋谷公会堂は重量上げの会場としてオープンし、後にコンサート会場として活用されました。
ハチ公前広場もオリンピックに向けての整備が行われ、シンボルとなる噴水が作られました。
以前は目立たない場所に設置されていたハチ公像は噴水の後方に移動され、後に誰もが知るスポットとなったのです。
東横線渋谷駅の改良工事もこの頃に行われました。

今の日本では信じられない事ですが、当時の日本はゴミのポイ捨て、ツバやタン吐きが日常の風景でした。
綺麗な状態で世界からお客様を迎えようと美化運動も活発に行われ、今や日本は世界屈指の美しい国、衛生的な国となっています。

あれから半世紀、2020年のオリンピックに向けて渋谷の街は更に開発が進んでいます。
オリンピックを成功裏に終えられた時、渋谷がどんな街になっているのか今から楽しみです。

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