渋谷のこのごろ vol.19『渋谷ハチ公の歴史とエピソード』

いつも渋谷の街を行き交う人々を見守っているハチ公像は、待ち合わせ場所としても人気のシンボル的存在です。
そんな渋谷ハチ公の歴史やエピソードをご紹介します。

秋田犬のハチは毎日主人を仕事に見送り、そして迎えに行くことが日課でした。
ある日主人は仕事先で急死しましたが、ハチはその後も帰らぬ主人を迎えに渋谷駅へ向かう日々でした。
その後ハチは親戚へ預けられたりもしましたが、ヤンチャ故に皆手を余し引き取り先を転々としていました。
最終的には主人の知人宅のある渋谷に戻ってきましたが、主人の死から2年が経ってもなお渋谷駅を訪れ、ハチの自らの死まで9年あまり主人の帰りを待ち続けました。

そんな主人とハチのエピソードに感動した彫刻家によって、ハチの存命中に銅像が制作されました。
制作には多くの寄付金が集まり、1934年4月“忠犬ハチ公像”が渋谷駅前に設置され、盛大に除幕式が行われました。
翌年ハチが死亡した際には、多くの人がハチ公像に集まりました。

後に戦争による金属物資不足から金属類回収令が施行され金属供出が決まりましたが、これを阻止する抗議活動が起こり、撤去して保管ということになりました。
しかし、最終的にはハチ公像は溶解され機関車の部品となってしまいました。

終戦から3年後、彫刻家の子息によって再びハチ公像が制作され、現在の形となりました。
ハチ公像の知名度が上がったのは1980年代あたりで、東急グループのプロモーションによって渋谷駅のランドマークとして確立されました。
人通りの多い場所にあるため待ち合わせスポットとして人々が集まり、今もなお多くの人に愛されています。

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